第51回 京の冬の旅
妙心寺の塔頭、養徳院、大雄院へ
JR花園駅から、妙心寺へ向かいます
3連休初日ということも有るのか京都駅は凄い人でした
今日の空は、なんとなく薄曇りな感じです
(文字を含む写真はクリックで拡大するものもあります)
妙心寺 養徳院
天正11年(1583)豊臣秀吉の重臣、石河光重が
父、光延の菩提を弔う為、創建
案内板上部の写真は、曽我直庵筆の白と黒の「鷹の図」
庭園側以外は写真撮影は禁止
院内では、「鷹の図」をはじめ
寺宝「酒茶論」(蘭叔玄秀著の漢文体の掛け軸)
鑑真和上請来と伝わる鉄鉢
鉄庵道生賛の山水画が特別展示されていました
釘隠しに石河家家紋、対い鶴が使われていました
枯山水庭園へ向かいます
紅梅は蕾が膨らみかけています
蕾ふくらみ開きかけ
白梅は綺麗に咲いていました
百日紅(さるすべり)、こちらでは白い花が咲くそうです
巨石の後ろに咲く白梅に一輪だけ桃色が咲いたそうです
十三重石塔
妙心寺 大雄院(だいおういん)
慶長8年(1603年)尾張藩家老 石河光忠が父の為に建立
養徳院と隣接しています
梅の花にしては大きめな花で
桃かもと思って尋ねると、梅でした
梅にもいろいろ種類があるようです
江戸時代から明治初期の漆芸家蒔絵師、柴田是真が描いた
客殿の襖絵72面「滝猿図」「郭子儀図」「唐人物図」「四季草花図」
円山応挙門人、土岐済美の「山水図」
池泉式庭園
妙心寺境内で池のある庭園は珍しいそうです
大雄院を出ると、前方東に隣接する桂春院があり
桂春院の白い塀沿いに向かうと、塀の上の瓦に、対い鶴の家紋がずらり
こちらも石河家なのでしょうか
「京の冬の旅」の特別公開ではないのですが、拝観できるようなので
拝観させていただきました
茶室 既白庵 特別公開中
桂春院
慶長3年(1558年)美濃の豪族石河壹岐守貞政創建
紅梅が綺麗です
清浄の庭
侘の庭
こちらも庭園以外は撮影禁止でしたので
既白庵茶室(特別公開中)は撮影していませんが
茶室はこちらの畳の部屋(書院)に隣接しており
寛永8年(1631年)、江州長浜城より茶室と書院を
移したきたものと伝わるそうです
思惟の庭
馬酔木(あせび)
真如の庭
秋には正面にある紅葉が一面に色付くようです
つつじの時期も綺麗そう
杉苔が綺麗です
京の冬の旅スタンプラリー、3か所まわってちょっと一服
今年は、一服ではなく、記念品をいただくことにして
京都駅ビルの京都総合観光案内所 へ
聖護院の宸殿襖絵と高台寺 霊屋 高台寺蒔絵が描かれている
ブックカバーをいただきました